今日も生きてる

慌ただしい毎日の中で感じたことをだらだら書いていきます。山歩き、キャンプ、生き物好き。

思い出を辿る旅

蔵王中央高原散策に行ってきた。

子供の頃、家族旅行で蔵王の保養所に毎年夏に行っていた。
父が道迷いをして、ずーっと歩かされて、弟は母におんぶして、やっと車の通る道に出てホッとしたこと。
どっかの頂上で鼻血を出して、寝っ転がってトンボを眺めていたこと。
犬に襲われて、太ももの裏がひっかき傷だらけになって、蔵王の湯は傷に効くからと、我慢して湯に浸かったこと。(ちなみに、その犬は発情期だったのか、自分ではあまり恐怖ではなかった。母が必死で棒を振り回してた。)

いろんな思い出がある。

看護学生の頃は、三五郎小屋でバイトをしたこともあり、青春の一コマでもある。

それはおいといて、地元の山でありながら、全然詳しく知ろうとしなかったので、改めてまわってみようと思ったんです。

今回、山形夏旅キャンペーンで安く泊まれるとこを見つけたので、急遽行くことにした。
ちなみに、じゃらんポイントがたまっていたので、一泊朝食付きで3050円、しかも2000円分のクーポン券付き。

泊まりの旅で楽しいのは、夕暮れの様子を眺めながらだらだらできること。あと、早く起きて夜が明ける様子を眺めること。

あ、でも1番の目的は蔵王散策。
蔵王中央ロープウェイで鳥兜山に行き、そこからリフトでドッコ沼に行けるが、下りだから歩いていこうと思い、誰もいない道を歩いた。クマが出そうだな、クマ鈴つければよかったななんて思いながら。

すると、見たこともないきれいな蝶々が。

パンフレットにもあったが、アサギマダラっていうらしい。8月に見られるんだって。で、暖かいとこに海を超えて移動するんだそうな。
こんなヒラヒラしてる生き物がどうやって海を超えるのか、、、。
なんだか気になって、帰りは結構な上り道だったけど、また歩いた。
さっきよりもいっぱいヒラヒラしていた。立ち止まって眺めていたら、私の周りを3匹くらいがヒラヒラぐるぐる飛び回って、周りは花がいっぱいだし、他に誰もいないし、なんか天国にでもいるみたいな気分だった。

思い出を辿る旅なのに、新しい思い出ができたのでした。また来年も同じ時期に来ようと思う。